薬膳の考え方

薬膳とは

Yakuzen-Kitchenでお伝えする薬膳は、中国の伝統医学(中医学)の理論に基づいて作られたおいしい料理のことです

薬膳は、治療を目的に作られる、生薬をふんだんに使った料理から、日常手に入る食材の力を利用して、不調改善または、健やかに過ごせるようにと願って作られた料理まで、幅広くあります

Yakuzen-Kitchenでは、主に、簡単に手に入る食材を使った薬膳をお伝えしています

 

中医学の理論に則っていれば、和食も中華もフレンチもイタリアンもあらゆる料理が薬膳となりうるのです

自由な発想で楽しみましょう


身土不二

私たち人間は、自然の一部であって、決して独立した存在ではありません

先祖代々食べてきたもの、今住んでいる土地にあるもの、今の季節になるもの、自然が与えてくれるものを大切にしましょう

学びを深めると、自然との繋がりを感じるようになることでしょう

一物全体

食材は、元来捨てるところはありません

野菜も果物も皮と身の間に栄養が詰まっているとよくいいますね

お肉やお魚も上手に処理すると、捨てるところはありません

食材に感謝をし、無駄の少ない調理法を考えましょう

安心して一物全体を食べられる、安全な食材であることも大切ですね

陰陽・五行

中医学を支える二大哲学です

万物を陰と陽に分けて考える、陰陽学説

五つのエレメントに帰属させて考える、五行学説

これらの学説をもとに、人の身体、病気、食材、季節などの関係を考えます


四気(しき)

食べ物や、生薬には、身体を温める力があるものや、身体を冷やす力があるものなどがあります

その力を四気または四性(しせい)と言い

温・熱・寒・涼の四つの力があります

このどれにも入らないものを平性といいます

食材の7割は、平性です

残り3割の食材の中から、ご自分がよく食べるものを選び、四気は何かを覚えるといいですね

 

五味(ごみ)

味には、それぞれに働きがあるという考えです

薬膳で考える五つの味は、

酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味

 

味が持つ力、それが働きかける臓などを考えて食材の選択をします

薬食同源

日本でよく言われる言葉は、医食同源ですね

これは、日本で作られた言葉です

中国では、薬食同源と言われます

 

どんな食べ物にもなんらかの力があって、食材でありつつも、お薬にもなるとう意味です

また、生薬でもあり、食材でもあるというものは数多くあります

 

薬膳は、まさしくその薬食同源を体現したものですね


弁証論治

体質改善や、不調改善を目指すときに重要になってくるのが、この考え方

かかえている不調のタイプを見極め、正しく食材を選び、正しい調理法を選ぶことが大切です

 

例えば、風邪をひいたとき、有名なのが生姜ですが、万能薬ではありません

ゾクゾクっと寒気がする場合は、有効ですが、喉が腫れていて熱がある場合は、症状を悪化させます

上品(じょうほん)

中薬の分類に上品・中品・下品というものがあります

お薬として、即効性があるけれど、同時に副反応も起こりやすいものが下品(げほん)

反対に、効果はゆっくりじっくりだけれども、副反応がなく長期にわたり服用できるものを上品(じょうほん)といいます

 

薬膳は、食事です

その期待する効能は、緩やかに発揮されるものが理想です

毎日食べても身体に急激な変化を起こさず、安心して食べることができ、長期に続けていくことで体質改善ができる、または、健康維持ができることを目指します