自分の心の声に気付くことの大切さ

夫不在で、実家も飛行機の距離という我が家

私と中3の息子、小6の娘の3人暮らし

母である私が倒れて、当然家の中は回らなくなりますよね・・・

 

まず、私が倒れたので学校を休むと息子から中学校へ連絡

中学校長がPTA会長(私の友人)、娘の小学校長に連絡

PTA会長から、近い友人に連絡

その日のうちに、食べ物やらやらが届きました

子どもたちへの優しい声かけ、小中の先生方の連携も早々に確立されました

PTA役員を続けてきていてよかったと、心底思った瞬間でした

 

しかし、1週間経っても回復どころか、悪化しているように見えた私

もう限界だ・・・安心して過ごせない

遠方に居る実母に手伝いに来てほしいとお願いしました

そう決断したとき、香港にいる夫が、「お母さんと入れ替わりで帰れるようにする」と言ってくれました

嬉しかった

彼が帰ってきてくれると思えただけで、半分回復した気分でした

 

そう、体調を崩した私は、精神的にも追い込まれていっていたのです

まさに、うつ目前だったと思います

パニック障害の様でもありました

また、あのしんどさが襲ってきたらどうしよう

そう思うと、夜が怖くて仕方なく、当然寝付けない、ぐっすり眠れない、食べれられない・・・

 

健康な身体と健康な精神は、どちらが欠けても成り立ちません

身体を休めつつ、気持ちも緩めなければならないのです

 

実母は、私が安心できる存在というよりは、子どもたちのお世話を安心して任せられる存在

母が来てくれて、子どもたちのご飯の心配をしなくてよくなったことは、非常に助かりました

そして、夫が1年3か月ぶりに帰ってきてくれた瞬間、心底ほっとしました

ああ、助かった

そう思いました

 

彼が帰ってきたら、私は一気に回復する!そう信じていましたが、現実はそうは甘くなく

やっぱり、しんどいし、ぐったりし続ける・・・

あれよあれよと、彼がまた香港に戻る日が近づきます

戻ってしまう前日、耐えられなくて「寂しい」と大泣きしました

単身赴任が決まった時、私が寂しがっては子どもたちが安心できないと思って我慢してきた言葉

ずっと、気付かないふりをして、平気なふりをしてきていたけれど

私は、夫不在ということにとても不安を抱えていたんだと気付きました

不思議なことに、大泣きしているその瞬間から、脳がすっきりクリアになるのが、はっきりとわかりました

息子に呆れられましたが

家族の前で大泣きした私は、その瞬間に開き直ったんでしょうね

急にシャキっとした気がしたのです

 

自分の心に蓋をして、自分に与えられた役目だけを考えて、自分を無視して生活した結果

心も疲れ果て、身体も疲れ果て、倒れた

 

誰にだって潜む危険です

どんな些細な感情であっても、自分で自分の気持ちを認めてあげましょう

 

私の場合は、「夫が一緒にいないのは寂しい。私は寂しいんだ。」という気持ちでした

寂しい、悲しい、不安 そういう感情は、ネガティブだから、抱いてはいけないと思いがちで

ポジティブな言葉に置き換えた方が良いといわれることが多いのですが

一度、しっかり認識すること

自分の気持ちを自分で受け止めてあげること

それをした上で、ポジティブに思考を切り替えることが大切なんだと知りました

 

気持が整いました

やっと、ここから身体の回復が始まるのです

でも、ゆっくりね

時間のかかること、かかること

次回は、私が実践していることについて書くとしましょう