倒れた原因は過労!?

新年最初の投稿が過去を振り返るのもなんですが・・・

気にせず、記録しましょう

 

昨年10月に突然、私の身体は動かなくなりました

救急搬送先の医師は、「過労でしょう」と言いました

寝てれば元気になるかなと思っていても、さっぱり回復しません

立ち上がれない、呼吸も浅くすぐ過呼吸になる、血圧が上がる、吐き気がする、下痢をする、とにかく気持ち悪いのです

1週間後、また不安に襲われ、しんどくてしかたなくなり、友人に近所の大学病院に連れて行ってもらいました

脳神経内科、消化器内科と診てもらいました

「おかしいなぁ。どっこも悪くないんだよ。何がそんなにストレスだったの?気になることがあるなら、ご主人と話し合わなきゃだめだよ。」と医師

夫は、香港へ行ったっきり、コロナのため帰国の目途は立たず、ずっと会えずにいました

毎日Zoomで話はしてるけれど・・・

ストレスねぇ・・・あまり思い悩むタイプでもないのよね・・・

 

それから、自分の今までの行動を振り返り、原因を探そうとしました

更年期障害の一つかもしれない

うつかもしれない

家にある本を引っ張り出し、ちょいと取り寄せたりもして

どうやら私は、過労だったかもしれないという結論に至りました

 

過労は、自分では気付けないんです

疲れていることにも、慣れすぎて気付けない

寝ていなくても、動き続けられて

眠れなくなっていることにも気付けない

一緒に生活する子供たちは、眠るときも起きた時も母である私が起きていて当たり前

夜中の私の状態なんて知る由もない

夫だって、知ってるはずがない

だって、一緒に住んでいないんだもの

 

もともと頑張り屋さんと言われ、頑張ることが当たり前だと思って育ち生きてきました

手を抜かないと潰れるよ

よく職場で先輩に言われましたが、手を抜くということの意味が分かりませんでした

そんな私が、海外で子育てをし、家事をこなし、習い事をし、帰国後も仕事をしている

倒れずに続けられていたのは、夫がブレーキをかけてくれていたからなんだと初めて気が付きました

 

やりすぎている私を止めるのは、いつも夫

疲れて動けなそうな時は、「ご飯を作らなくていいよ。買ってくるよ。」と、半ば強制的に休まされてきました

就寝時間が遅くなってるときは、私を待ってプレッシャーをかけてきていました

ちゃんと寝なさい、休みなさい

彼は結婚してからずっと、そうやって私を管理していてくれていた

私が彼の健康を、睡眠をと考えているつもりでしたが、お互い様でした

 

夫が不在なのをいいことに、私は私の欲望のまま動き続けたんだと思います

そしてコントロールを失った

 

プロ棋士の先崎学さんの本『うつ病9段』を思い出しました

なぜ、過労死が後を絶たないのか少し分かった気がしました

本人にはもう気付くことさえもできないんです

それほど、過労とは恐ろしいことなんだと思います

 

自分のやりたいこと、やらねばならぬこと にばかり執着し、駆り立てられ

人間として、生き物として守るべき、休息を取らずにきた結果です

どこかで自分で蹴りをつけて休まなければならない

でも、もはや自分では休めない

そんな時、一緒に生きてくれている夫というのは、本当に必要な存在なのだなと思いました

きっと誰にでもいる、いつも自分を見守ってくれている人の言葉は

素直に聞いた方がいい

自分を守るためにね